ブラジャーの寿命っていつ?ベストな買い替え頻度や見極め方を解説
ブラジャーには寿命があり、定期的な買い替えが必要です。しかし、そもそも寿命があることを知らなかったり「もったいないから」となかなか買い替えられなかったりする方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ブラジャーの寿命の目安と最適な買い替え頻度をご紹介します。着用回数以外の寿命のチェック方法もお伝えしますので、ブラジャーを処分するタイミングに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
<ブラジャーの寿命の目安>
一般的に、ブラジャーの着用回数は約100回が寿命だといわれています。また、運動の際に着用するブラジャーはより負荷が高まるため、1枚あたり約50回の着用回数が寿命の目安です。
<ブラジャーのベストな買い替え頻度>
着用回数100回が寿命の目安だとして、3〜4枚のブラジャーを着回す場合、1年に1回程度が最適な買い替え頻度です。ブラジャーに負荷をかけると劣化しやすいため、スポーツブラや補整下着などはもう少し短いスパンで買い替えを検討してみてください。
ただし、上記の着用回数はあくまでも判断の目安のひとつです。ブラジャーの種類や使い方、洗い方のほか、保管状態によっても変わりますので、一概に着用回数だけでは判断できません。
おおよその目安として、使用頻度が低くても購入から2年以上経過したブラジャーは買い替えを検討するのがおすすめです。また、気に入ったブラジャーが発売されたタイミングや、季節の変わり目に買い替えるなど、ルーティン化してみてもよいかもしれません。
<ブラジャーの寿命が近づいているサイン>
ブラジャーの着用回数以外にも、次の4つの基準でブラジャーの寿命が判断できます。
●生地の劣化
●カップの形崩れ
●サイド・アンダー部分のヨレ
●ワイヤーの歪み
◆生地の劣化
ブラジャーの生地の色褪せや毛玉、ほつれなどが気になってきたら、買い替えのタイミングが近づいています。生地の劣化は長期的な着用が原因だと考えられ、フィット感や補正機能などが低下している可能性が高いためです。また、ブランドロゴや、洗濯表示が記載されているタグの文字の薄れ・かすれも、ブラジャーの寿命を見極めるポイントです。
◆カップの形崩れ
購入時と比べ、カップの形が崩れてきているときは、ブラジャーの寿命が近づいています。カップの丸みやハリが損なわれていたり、肌に触れる部分に今までなかったすき間ができていたりすると、バストがきれいな形に収まりません。一見問題なくつけられるようでも、買い替えを検討しましょう。
◆サイド・アンダー部分のヨレ
ブラジャーのサイドや、アンダー部分が緩くなってきたときは、寿命が近づいています。サイドやアンダーがヨレているとしっかり支えられず、ブラジャーのズレや、バストのはみ出しなどの原因になってしまいます。
◆ワイヤーの歪み
ブラジャーのカップについているワイヤーが歪んでいる場合は、着用を中止し、早めに買い替えてください。ワイヤーが歪んだブラジャーを着用し続けた場合、着心地や機能に大きな影響を及ぼすだけでなく、ワイヤーの一部が突出してけがをするおそれがあります。ワイヤーの歪み具合は、水平な面にカップを上向きに置いたときの左右のバランスや、すき間の有無で判断できますので、定期的にチェックしてみてください。
<着心地でチェック!ブラジャーの寿命の確認方法>
見た目だけでブラジャーの寿命を判断するのは難しいものです。そんなときは、ブラジャー着用のうえ、次の方法で着心地をチェックしてみましょう。
●カップが胸から浮く
●手を上げるとアンダー部分がズリ上がる
●ストラップが肩から頻繁に落ちる
●バストのお肉がワキからはみ出す
上記いずれかに当てはまる場合は、ブラジャーの買い替えをおすすめします。この方法は新しいブラジャーのフィット感を確かめるときにも使えますので、ぜひお試しください。
<ブラジャーの寿命を延ばすお手入れのコツ>
ブラジャーは少しずつ劣化していきますが、毎回きちんとお手入れすれば長持ちさせることができます。洗い方・お手入れの段階ごとのポイントを押さえて、丁寧にお手入れするよう心がけてください。
◆正しい洗い方で洗濯する
ブラジャーの劣化の原因が、誤った洗い方にある場合も少なくありません。ここでは、手洗いと洗濯機に分けて、正しい洗濯方法をご説明します。
「手洗いの場合」
ブラジャーを洗濯するときは、やさしく手洗いするのがベストです。手洗いする際は、次のポイントに注意してください。
●洗剤の使用量を守る
●すすぎは十分に行う
●乾かすときは陰干しする
手洗いの際は、ランジェリー用の洗剤を適量溶かしたぬるま湯を張り、押し洗いか振り洗いをします。洗剤の洗い残しは黄ばみの原因になりますので、しっかりとすすぎましょう。
洗い終えたら、軽く水をきったうえ、タオルにはさんで脱水します。そのあと、形を整えてから風通しのよい場所で陰干ししてください。干し方は、ストラップ側をつるすと伸びてしまうため、アンダー部分を上にしましょう。
「洗濯機の場合」
手洗いが面倒なときは、洗濯機で洗っても構いません。洗濯機を使用するときは、必ず取り扱い絵表示を確認のうえ、ホックをとめて同色系ごとにネットに入れて洗います。
洗濯機での基本的な洗い方は、あらかじめ洗濯槽に洗濯液を作り、手洗いコースもしくはおしゃれ着洗いコースなどで約3〜5分間洗います。すすぎにかけるときもネットに入れたまま、脱水は20〜30秒程度でOKです。乾かし方は手洗いと同様に、アンダー部分を上向きに陰干ししてください。
◆収納方法に気をつける
正しい方法で収納すれば、お気に入りのブラジャーがぐっと長持ちしやすくなります。たたみ方によってもブラジャーの寿命が変わってきますので、以下を参考に正しくたたんでください。
1.ブラジャーの表側を下に置く
2.ホックをとめて形を整える
3.ストラップをカップの中へつぶさないように折り込む
また、ブラジャーを収納する際は、詰め込みすぎると形が崩れやすくなります。広いスペースに収納したり、仕切りをつけたりして、ゆったりと保管しましょう。
◆素材ごとにお手入れ方法を変える
ブラジャーの正しいお手入れ方法は、素材によっても異なります。シルクなどデリケートな素材のお手入れの際は、特に気を配りましょう。基本的にはタグなどについている取り扱い絵表示に従えば問題ありませんが、できるだけ手洗いするほか、汚れが気になるときはドライクリーニングでお手入れしてください。
<寿命がきたブラジャーの処分方法>
寿命がきたブラジャーを処分する際、具体的にどうすればよいか迷ってしまいませんか?ブラジャーの処分は、おもに以下の3つの方法があります。
●ごみとして捨てる
●リユースする
●リサイクルに出す
◆ごみとして捨てる
寿命がきたブラジャーをごみに出すときは分別が必要です。ワイヤーやホックなどが金属の場合はすべて取り外し、地域の分別ルールに従って捨ててください。
ブラジャーの金属部分は、それぞれが入っている場所にハサミで切り込みを入れると取り出しやすくなります。ブラジャーを捨てる際には、いったん不要な紙に包んだり、細かく切ったりしてから処分すれば人目が気になりません。
◆リユースする
不要になったブラジャーの生地やパーツは、お掃除用具として再利用できます。クロッチ(また布)をカットすればキッチンや水回り掃除に使えるほか、カップ部分に入っているパッドは汚れ落としや油の処理などに便利です。
ブラジャーの生地をリメイクして再利用すれば、お気に入りのブラジャーを最後まで有効活用できるため、そのまま処分するより抵抗感が減るでしょう。
◆リサイクルに出す
メーカーによっては、不要になったブラジャーを回収してリサイクルが行われています。ブラジャーのリサイクルは「捨てることに抵抗感がある」「分別が面倒」といった女性の声から生まれました。
また、ブラジャーのリサイクルは、SDGsやゼロ・ウェイスト(ごみ削減)に貢献できる活動としても注目されています。リサイクルされたブラジャーは再生素材に生まれ変わり、サステナブルなものづくりに活かされます。
<まとめ>
寿命が近づいたブラジャーは、つけ心地が悪くなるだけではなく、バストやボディラインが崩れる原因にもなりかねません。お気に入りのブラジャーは使い古しても手放し難いものですが、思い切って買い換えることで気持ちもリフレッシュできるはずです。お手持ちのブラジャーに寿命が近づいていないか、定期的にチェックしてみてくださいね。
「PEACH JOHN(ピーチ・ジョン)」 では、豊富なラインナップのブラジャーをご用意しています。デザインや機能、着心地によって選べますので、ぜひご利用ください。